私と彼
変化
ママ「綾!起きなさ~い!」

『………ぁ~い』

家中に響き渡る母親の目覚まし声に、半ば無意識に返事をして起きる

毎朝の恒例

私はリビングに向かい朝御飯を食べてから、軽く化粧を始めた

私の学校は校則がゆるいから、年頃の乙女としては非常に助かる

スカートを折って、更にベルトで上げて固定する

眉間にシワを寄せて見ている父親を尻目に私は玄関に向かった




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