私と彼
諒の温かい体温に包まれる

さっき必死に探してくれたせいか、ちょっと汗くさいけど

でも愛しい温度、匂い、感触

諒「俺すっげぇ嬉しいんだけど
始業式の日、勇気出して話しかけて良かった」

『そうだったんだぁ…キャラ変えしたのかと思ったよ』

諒「なわけないだろ!マジ緊張したし!
でもこうやって綾と通じ合えたから良かった
これからはずっと一緒にいて…」

そういって諒は私から体を離し、頭を少し傾け

温かいキスをしてくれた

それはとてもやさしくて、切なくて




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