memories
~先輩と私~
「あ~♪団長~♪」
みんなノリの良い団長の
周りに集まってって
私一人、取り残されて
どーすればいいか
わかんなくってしばらく
その光景を眺めてた。
「…っね
俺の携帯見てみてよ♪」
そんな私に気づいたのか、
団長が声をかけてきた。
「…っ、な、なんですか?」
「なんかね、俺の携帯
みんなに笑われるんだよね!」
…あ、たしかに。
うん、古すぎる…笑
「…え?これって
ディスプレイですか?」
「うっわ!ひっでぇ~(T^T)」
私の言葉に酷くショックを
うけたのか、周りの
女子に見せてまわっている。
そんな彼を見て、私は
初めて胸がきゅん
となった気がした。