続†素顔の先輩と甘い休息

「片桐さん、それじゃあ、翠央のこと…頼む。」


「かしこまりました。」


片桐さんは匠先輩に礼をすると、私に微笑んでくれた。




私と片桐さんは、食堂へと向かう。


「翠央様、今日からよろしくお願いします。」


途中、片桐さんが丁寧にお辞儀をして挨拶をしてくれた。


そ…そんなに深々と…
しかも、名前に“様”が付いてるよぉ…。


「こちらこそ、ご迷惑をおかけするかと思いますが、宜しくお願いします…。それで、あの……片桐さん…。私、アルバイトの人間ですので“様”は付けなくていいですから……」


「いっ、いえいえ!匠様の大切な彼女様ですから!そう呼ばせていただきます…!」


で…でも……



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