続†素顔の先輩と甘い休息
「ご…ごめんなさいっ…!私…食事の前から、そんなことを聞いてしまって…。」
「謝んなよ。それに、今…目の前には翠央がいるんだから、“寂しい”とか、“一人になりたい”とか…そんなこと微塵も感じねぇよ…。」
頬杖をついていた先輩は、微笑む。
「お前と一緒に居たい…。それしか……いや、そうとしか思えねぇな…。」
ドキン……
太ももの上に手をのせたまま、鼓動にあわせて手が小刻みに震える。
先輩に見つめられたまま、石のように固まってしまった。