続†素顔の先輩と甘い休息
「翠央…。」
「はっ、はい。」
声、飛び上がっちゃった…。
「俺…まだお前に話してないことがあるから…近いうちに話したいんだ…。翠央のことが好きだから、心のままに向き合おうと思えるから、ちゃんと話しておきたい…。」
匠先輩は、そう言うと私の耳たぶに軽くキスをして、自分の座っていたイスへと戻って行った。
なんだろう…?
“話してないこと”って…
ちょっぴり冷めてしまった昼食を食べている間、匠先輩の最後に言った言葉が頭の中をクルクル回っていた。