続†素顔の先輩と甘い休息
「俺……まさか一人になる日がこんなに早く来るなんて思ってなくて…、施設に入ったばかりの頃は泣いたり…俯いてばかりだった。」
そうだよね……。
大切な人を失うことは…とてもとても辛いことだと思う。
きっと、私が思っている以上に…
計り知れないほどの悲しみが心を貫いていくんだろうな……。
「なかなか施設にも馴染めなくて…よく抜け出して外に出てたな…。星空が見たくて…。」
「星空……?」
私は、声を震わせながら言葉を繰り返した。