続†素顔の先輩と甘い休息
えっ……
留羽先輩が…??
それはないと思うんですけど…。
「それぐらい、翠央は可愛いし、魅力のある女だからさ…。」
匠先輩に、そんな風に言ってもらえるほどの人間じゃないのに…。
フルフルと首を小さく左右に振ると、先輩は、唇から人差し指を離した。
「俺…こんなに惹かれたのは翠央が初めてなんだよ…。初々しさが愛しくて、誰にも渡したくねぇ…。」
ドキッ……
「だから、翠央に対して“好き”って感情は抱かせたくねぇんだ…。留羽にも…そして、他の男にも…。」