続†素顔の先輩と甘い休息
「か…片桐さん!何言ってるんですか…!」
あまりにもアタフタする私の姿に、他のお客さんも何事かとチラチラと見て行く。
「だって……そうでしょ?」
そ……そんなに満面の笑みで言わなくても……。
冷房が効いている店内も、私にはちょっと暑いくらいに感じた。
それにしても、プレゼント…悩むなぁ…。
先輩に直接、好きなものとか聞いた方が良かったのかなぁ…?
でも、聞いたら内緒じゃなくなっちゃうし……。
「きっと……翠央ちゃんが選んだプレゼントだったら…どんなものでも喜んでくれると思うよ?」