続†素顔の先輩と甘い休息

その後、私と片桐さんは、夕食の買い出しをして家に戻った。


ちょっと時間がかかった買い物だったし、匠先輩が不思議に思うかなぁ?って、少し不安だったけど…


私が作った料理を“美味しいな。”って微笑みながら、食べてくれる匠先輩を見たら、その不安もあっさり消えていた。



なんだか匠先輩に大きな秘密を抱えてるみたいで、誕生日までは気が気じゃないけど……


バレないように…気を付けなくちゃ…。


誕生日の日は……
すごくドキドキするんだろうなぁ…私。



仕事が終わった後…
部屋でプレゼントの入った紙袋を眺めながら、私は自然と笑顔がこぼれていた。


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