続†素顔の先輩と甘い休息

「手を握るよりも、こっちの方がもっと翠央の傍に居られるからな…。」


えぇっ…!!


こ…これは…近過ぎないですか!?


だだ…だって匠先輩に私…触れちゃってる…。


「匠先輩っ…、あっ…あの……こんなに近いと…私……」


沸騰して溶けてしまいそうな気が…


上昇する体温を抑えたくて、匠先輩から一度離れようと体をモゾモゾと動かすけれど、



「近くに居てぇから…翠央が離れようとしても、離すつもりねぇよ?」


先輩に意地悪っぽく笑みを浮かべながら言われ、その直後、髪の毛にフワリとキスを落とされた。



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