続†素顔の先輩と甘い休息

「そ…そうじゃないです…。ちか…っ……近すぎです!」


さっきの写真よりも近いよ…この距離は…。



「あんまり離れると、フレームアウトしちゃうじゃん。」


匠先輩のモカブラウンの髪の毛がフワッと少しだけ私の顔にかかる。


フレームアウト…しませんよ…!

しません、しません!!


距離が近過ぎて、半分パニックになりながら、心の中で何回も同じ言葉を繰り返した。



でも結局、私はそのままの近距離で写真を撮られてしまった。


その後に先輩と一緒に撮った写真を確認したけど、写っている私は……


顔も真っ赤だし、あわわ…って言う声が聞こえてきそうなほど、しどろもどろしてる表情で写っていた。


これ……
お母さんに送るの、よそうかな…。



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