続†素顔の先輩と甘い休息
「じ…実は留羽先輩から聞きまして……」
すると、先輩は“あっ…、なるほどな…”と納得したかのような表情を浮かべた。
「……ったく、留羽のヤツ。」
匠先輩はポツリとそう呟いたあと、ちょっと照れくさそうな顔で私を見つめた。
「まさか、誕生日の今日、俺が翠央からサプライズ受けるとは思わなかったけど、嬉しいよ…。」
そう言うと、私の差し出していたケースを受け取ってくれた。
わわっ……
先輩…プレゼント受け取ってくれたよ…。
「…今、開けていい?」