続†素顔の先輩と甘い休息
ま…周りの視線がすごいもんね…。
私はチラッとクラスを見回した。
中には、慌てて視線を逸らす女の子もいる…。
匠先輩が女の子たちに、“あまり聞くのは控えてほしい”ってお願いをしてくれた後は、囲まれて質問攻めになることはなかったけど…
視線だけは、感じるんだよね……。
しかも、なぜか嫌な視線とかじゃなくて、憧れのキラキラとした視線…。
あと……耳に神経を集中させて、私の会話を聞いているような気もするし…。
その子たちが、智依と同じく、話をやめないで…って切にお願いしているようで…
やめにくいよぉ…。