続†素顔の先輩と甘い休息

「…翠央ちゃん、思ってたよりも元気そうで良かった。ほら、今日は匠が休んでるからさ…。」


留羽先輩は、ポンと頭に手をのせた。


し…心配してくれてたんだ、留羽先輩…。


「ありがとうございます…。」


お礼を言うと、留羽先輩はヒラヒラと私の前で手を振った。


「俺、そろそろ行くよ。翠央ちゃんとお昼を一緒に食べたなんて言ったら、匠…キレそうだから、やっぱり自分の教室に戻って食べるね。」



「あっ!先輩!」


教室へと戻っていく先輩を、私は咄嗟に呼び止めた。


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