続†素顔の先輩と甘い休息

手に取ってみると、真っ白な封筒だった。


でも宛名面も、差出人面も…何も字が書かれてない…。


な…なんだろう、これ…。封もしてない…。


「翠央?何してんの?」


先に靴を履いて外に出ていた智依が私を呼んだ。


「あっ…今行くから、先に歩いてて。」


首を少し傾げながらも、歩いていく智依を見てから、私は封筒に視線を戻す。


中に何が入ってるんだろう…?


おそるおそる取り出した私は、中のものを見て、手が震えた。



< 371 / 501 >

この作品をシェア

pagetop