続†素顔の先輩と甘い休息


「匠先輩、毎日すごく勉強してて、体調…大丈夫ですか?睡眠…とってますか…?」


「ん?ああ…、睡眠はボチボチだけど、体調は平気だよ。こうやって翠央にも会ってるから、疲れも飛んでく。」


“ありがとな”
そう言って、にっこり笑った先輩は私の頭を撫でてくれた。


言おう…って思ってたけど、ダメ……


言えないよ…。



匠先輩、大事な時期なんだもん……。


たった一度きり、不審な手紙が置かれてたくらいで、余計な心配…かけたくない…。



< 381 / 501 >

この作品をシェア

pagetop