続†素顔の先輩と甘い休息
「匠先輩、毎日すごく勉強してて、体調…大丈夫ですか?睡眠…とってますか…?」
「ん?ああ…、睡眠はボチボチだけど、体調は平気だよ。こうやって翠央にも会ってるから、疲れも飛んでく。」
“ありがとな”
そう言って、にっこり笑った先輩は私の頭を撫でてくれた。
言おう…って思ってたけど、ダメ……
言えないよ…。
匠先輩、大事な時期なんだもん……。
たった一度きり、不審な手紙が置かれてたくらいで、余計な心配…かけたくない…。