続†素顔の先輩と甘い休息
「先生とか、参考書の説明だけじゃなくて、自分なりの言葉で付け加えて説明を書いておくと分かりやすい気がしてさ…。つい色々と余白に書いちゃうんだよな…。」
自分なりに……かぁ…。
こんなにたくさん書き込んでるんだ…。
「…すごいなぁ、匠先輩…。」
「すごくなんかねぇよ。俺、昔は全然勉強とかしなかった…。嫌いだったし、する気にもなれなかった。最近だよ、こんな風にノートやら参考書を広げるようになったのは…。」
「えっ…?」
私は目を見開いた。
ちょっと…意外だったかも…。