続†素顔の先輩と甘い休息

教室を飛び出した私は、休息の部屋……じゃなくて、昇降口へと走った。


匠先輩は…今日は受験対策の特別な授業があるって言ってたから、今もきっと教室で勉強中…。


最近は、そういう日も増えてきたから、あまり先輩にも会ってない…。


会える日も、頑張ってる匠先輩を見てると邪魔したくなくて、すぐに帰ってるんだ…。


受験が終わったら、また匠先輩とも会える時間が増えるから、それまでは笑顔で応援しなくちゃ…。



そう思ってるはずなのに…どうしてだろう…?



今……匠先輩に会いたいよ…。



ものすごく会いたい…。



< 395 / 501 >

この作品をシェア

pagetop