続†素顔の先輩と甘い休息
沖依君が手に持っていたのは、封筒と写真。
そっか…
昨日入ってた封筒、カバンの奥に入れたままだったんだ……。
「…もしかして、急いで帰ろうとしてることと…関係してるんですか?」
「そ…そうじゃないよ…。あ……あの…、あとは私が片付けるから…ありがとう。」
沖依君から写真と封筒を貰おうと手を伸ばすと…
「……だから、やめておいた方がいい…って言ったんですよ…。」
「えっ?」
そう呟いた沖依君に伸ばした手を掴まれてグイッと引っ張られた。