続†素顔の先輩と甘い休息
私は、沖依君の胸の中にスッポリおさまってしまい…
抱きしめられていた。
「俺、最初に七瀬先輩に会った時に、そう言いましたよね?」
そ…そういえば……
あの時……沖依君、そんな言葉を……。
頭の中に、光景がパッと浮かんだ。
「相沢先輩の彼女になったせいで……こんな風に写真や手紙で嫌がらせ受けて…辛くないんですか?」
「つ…辛くないよ、大丈夫…。」
「七瀬先輩、声……震えてる。」
沖依君の囁くような声に心臓がドクン…と大きく揺れた。