続†素顔の先輩と甘い休息
「翠央…、ここで抱きしめてもいい?」
「えっ!?」
ここで…??
さすがに周りに生徒がたくさんいる、この状況の中ではちょっと……
みんなジーッと目をキラキラさせながら見てるし…
匠先輩が私を抱き締めた瞬間、悲鳴に変わりそうだもんね…。
「や……やめた方がいいと思いま……きゃっ!」
「ごめん、最近抱き締めてなかったから、歯止め効かなかった。」
ギュッと抱き締める匠先輩に、周りで見ていた女子生徒たちは、予想通りの悲鳴をあげる。
だ…だからやめた方がいいって言おうとしたのに…。