続†素顔の先輩と甘い休息

「翠央…、ここで抱きしめてもいい?」


「えっ!?」


ここで…??
さすがに周りに生徒がたくさんいる、この状況の中ではちょっと……


みんなジーッと目をキラキラさせながら見てるし…


匠先輩が私を抱き締めた瞬間、悲鳴に変わりそうだもんね…。



「や……やめた方がいいと思いま……きゃっ!」



「ごめん、最近抱き締めてなかったから、歯止め効かなかった。」


ギュッと抱き締める匠先輩に、周りで見ていた女子生徒たちは、予想通りの悲鳴をあげる。


だ…だからやめた方がいいって言おうとしたのに…。


< 407 / 501 >

この作品をシェア

pagetop