続†素顔の先輩と甘い休息

『翠央?どうかしたのか?』


わ…私ってば、つい色々頭の中で考え事しちゃってた…。


今は匠先輩の試験が上手くいくことだけを想っていよう…。


「匠先輩……明日の試験、頑張ってください…。私…応援してます…。」


『翠央が居るから…、頑張れる…。力、出しきって精一杯やってくるよ…。』


きっと電話の向こうの匠先輩、笑顔だね…。


そう思わせる…明るい声だった。



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