続†素顔の先輩と甘い休息

沖依君の付き合ってた人が匠先輩のこと…好きになった…ってこと…?


「その人……匠先輩に…」

「……多分、告白したわけじゃないと思いますよ。相沢先輩には婚約者がいたらしく、付き合える可能性はなかったみたいですから。それでも、俺よりも相沢先輩が好きになった…って、彼女には別れを告げられたんです。」



婚約者って……きっと夏海先輩のことだ…。


みんな、お似合いの二人だって言ってたんだもんね…。



「誰にでも優しい顔して、他人の彼女まで奪うような人…、見ていて腹立たしいんですよ…。」



「お……沖依君?」


近付いてくる沖依君から後退りをしようとすると逆に壁ぎわへと追い込まれてしまった。



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