続†素顔の先輩と甘い休息
私……動じなかったわけじゃないよ…?
人前じゃ、言いにくくて…ずっと隠してた…。
本当は……ずっと怖かったんだもん…。
「…じゃあ、この前も…たまたま私を見掛けて休息の部屋に来たわけじゃ…なかったの?」
「ええ。部屋のこと、秘密にしてるみたいでしたから、どんな反応するかと思ってついて行ったんですよ。まさか、この鍵がそんなに大事なものだなんて、思ってもみなかったですけどね。」
沖依君は、制服のポケットから鍵を取り出した。
そうだったんだ…。
色んなことが分かったけど、胸が締め付けられるように痛いよ…。