続†素顔の先輩と甘い休息
「何隠れてんだよ。今さら隠れる必要ねぇだろ?」


手を背中に回されて抱き寄せられる。


「なぁ…翠央。もしや、さっき……ちょっと寝呆けてた?」


「へ?」


「俺のこと、名前で呼んでたから。いつもなら、ほとんど呼ばれることねぇからさ…。」



あ……
ひゃあああ〜!!


私ってば、朝から匠先輩のことを呼び捨てしちゃったよぉ〜!!


起きたばかりの時に匠先輩から優しい声が聞こえてきて…


まだ意識が虚ろだったんだ……。



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