続†素顔の先輩と甘い休息

少しすると、扉がバタンと閉まる音が響いた。


あっ…あれ??
もう会話終了したのかな?

毛布から顔を出すと、匠先輩が、私に微笑んでいた。

「ごめんな、翠央。留羽が用事あるから、来て欲しいってうるせぇから不服だけど行くよ。」


腕時計を見た後、先輩は本当に渋々…といった感じで溜め息をつく。


「あのっ…それじゃあ私も授業に行きます…!」


バタバタと支度を始めると、匠先輩に腕を掴まれた。


「じゃあ、放課後ここに来いよ。俺、午前中で終わるけど翠央のこと待ってるから。」


あ…そういえば……



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