続†素顔の先輩と甘い休息

匠先輩は、見事に隣町の第一志望の大学に合格した。

先輩なら絶対に大丈夫…。

そう思っていたけど、実際に合格したことを先輩の口から聞いた時は、自分のことのように嬉しかった。


“おめでとうございます!”って何度も言う私を抱き締めたまま、なかなか離してくれなかったっけ…。



あの時に、私が渡した御守りを大事そうに出してくれて…


“翠央のおかげ…。翠央がいつも俺の心の中に居たから、頑張れたんだと思うよ”


そう言ってくれて、私は顔が真っ赤になった。


もちろん嬉しさのあまり…。



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