続†素顔の先輩と甘い休息

「ほらほら、翠央!相沢先輩のところに行かなくていいの〜?」


卒業式も滞りなく終わり、帰りの時間…。


後ろから制服を摘まれて振り返ると、智依が廊下を指差した。



「えっ…匠先輩…?」


「そうだよっ!早く行かないと!」


智依は私のカバンを持つと、グイグイと手を引っ張って廊下の窓まで連れ出した。


「すごい騒ぎになってるよ!」


私も窓から見下ろした景色に目を丸くして驚いた。



< 478 / 501 >

この作品をシェア

pagetop