続†素顔の先輩と甘い休息
「あ〜!翠央ちゃん!!良かった〜、ちゃんとこっちに来てくれて…!」


休息の部屋まで来ると、後ろから留羽先輩が息をきらしながらやってきた。


「ど…どうしたんですか?」


何事かと思いながら留羽先輩を見ると、肩に手をのせられた。


「もしかしたら、翠央ちゃん…あの女の子たちの多さに圧倒されて、先に帰っちゃうんじゃないかって思ってさ…。匠もちょっと心配してたみたいだし…。俺の出番かなって。」


「じゃあ留羽先輩…そのために…わざわざ様子を見に来てくれたんですか…?」

“うん”とにこやかに頷く留羽先輩に嬉しい気持ちでいっぱいになる。


本当に留羽先輩は…素敵な先輩だな…。


最初の出会いは、かなりインパクトあるものだったけどね……。



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