続†素顔の先輩と甘い休息

「翠央は俺のネクタイを、貰ってくれる?」


匠先輩は、つけていたネクタイを外すと、私の手へと握らせた。


「あ…ありがとうございま……ひゃっ!?」


お礼を言おうとすると、匠先輩に先にリボンを解かれてしまい、最後は変な声になった。


「これは、俺のだから。」

リボンを大事そうに握ると、ゆっくりと顔を私へと近付ける。



そして、優しく唇を重ねた。



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