続†素顔の先輩と甘い休息

あっさりとベッドに倒されて、啄まれるようなキスを繰り返す。


「早くなんか、帰れるわけねぇだろ?」


私の髪を指で絡みとりながら、キスを胸元へと落とした。


吸い付かれるような感覚に、心が反応するのに連動して体もビクッと震えた。


「俺の女っていう証。翠央が誰にも奪われねぇように俺が守るよ…。」


今、な…何をしたんだろう?


胸元を見ようと頭を少し上げると、匠先輩にキスで口を塞がれた。


「…後でいいじゃん。今は俺だけ見て?」


甘い声にドキドキしながら、匠先輩の瞳に焦点を合わせた。



< 498 / 501 >

この作品をシェア

pagetop