続†素顔の先輩と甘い休息

り……理由?


「な…なんの理由…でしょうか……?」


おそるおそる聞くと、匠先輩は、かけていた眼鏡を外して顔を私の方へと少し近付ける。


ひぃぃ〜!
まさか、今の質問って聞いちゃいけなかったのかな?


「なんで俺に内緒でバイトしようとしてんの?」


先輩はちょっとムッとした顔をしている。


アルバイトの理由かぁ…。

匠先輩に内緒にしてたわけじゃないんだけど、私が言ってなかったから、結局内緒ってことになっちゃったよね…。



< 89 / 501 >

この作品をシェア

pagetop