続†素顔の先輩と甘い休息
り……理由?
「な…なんの理由…でしょうか……?」
おそるおそる聞くと、匠先輩は、かけていた眼鏡を外して顔を私の方へと少し近付ける。
ひぃぃ〜!
まさか、今の質問って聞いちゃいけなかったのかな?
「なんで俺に内緒でバイトしようとしてんの?」
先輩はちょっとムッとした顔をしている。
アルバイトの理由かぁ…。
匠先輩に内緒にしてたわけじゃないんだけど、私が言ってなかったから、結局内緒ってことになっちゃったよね…。