水玉りぼん
―――――――・・・。
チーン・・・。
気づくとあたしは、ぬけがらのように疲れ果てていた。
千晴くんのせいで・・・。
一方千晴くんは、と言うと。
「恋花ホントお前飽きねぇわぁw」
とケラケラ腹を抱えながら映画館の出入り口で笑っている;
「そんなに笑わないでよ><」
「なんで?マジ可愛すぎだから笑ってんだけど?」
「ッ///可愛くなんかないよ///」
「可愛いから^^」
とまた王子様であたしのハートを矢でグソリと刺すように矢を飛ばしてくる。
「バカ><」
「恋花より頭何倍もいいけど?」
と上から目線で言ってくる。
でもそれでもあたし、たッ確かに;
としか言えない;
だってホントに頭良すぎるもん;
「うう;w;すみましぇん;w;」
「はい^^いいこいいこ^^」
と頭を撫でられた。
もう///
千晴くんには、勝てないよぉ///
とその時・・・
「ちは・・・る・・・?」
と千晴くんの名前を呼ぶ女の人の声が聞こえた。
「ん?」
「あッ!やっぱり千晴だぁ^^」
とはしゃぎ。
そしていきなり千晴くんに抱きついた。
その瞬間頭が真っ白になった。
「え・・・!?麗羅?」
「そうだよー★麗羅だよ★」
誰?
この人・・・。
この人が新たな天敵、羽本 麗羅【はねもと れいら】さんとの出会いでした。