愛しき子供(きみ)へ
じゅりは幼い頃から
劇団に入り、いつか俳優としてドラマや映画に出演することが夢でした。
しかし、厳しい世界の上に東京に住んでいるわけでもないため、
なかなかチャンスは訪れず‥‥‥
脇役や雑誌に少し乗るくらいでした。

元々、芸能人やアーティストに詳しくなかった私‥‥‥

じゅりが何故、周りの女性から注目されているのかなど、理由すらも解らず‥

それよりも、じゅりという男性がこんなにも近くにいることすら知りませんでした。

もちろん、じゅりも私のことは、全く知りません。

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