愛しき子供(きみ)へ
過去
泣きじゃくる私を両手で持ち上げ、お姫様だっこ状態のまま
じゅりは歩き始めた。

愛子『えっ…じゅり。
どこいくの?』

じゅり『内緒~(笑)』
『どっち?』

愛子『???何が???』

じゅり『あいちゃん家』
愛子『右』

部屋が片付いてないとか、
洗濯物が!なんてどうでも良くなり‥

素直に道案内している私

‐家につき扉を開ける‐
玄関に私を座らせて、

じゅり『あいちゃん‥‥‥ただいま。』

愛子『おかえり』

じゅり『ほんま昔っから突っ走ったら周り見えなくなるけど‥(笑)靴、左右違うよ(笑)

財布だけ持って‥‥‥

上着もきんと‥‥‥‥

そんなん見たら、あいちゃんらしくて、
抱きしめてしまうやん。』



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