カレの弟
「なにとっちらかってんだよばーか。お前の男だろが。正々堂々問い詰めりゃいいだろ。」


……うん、ダテにチャラ男やってるわけじゃないんだね拓斗くん。

そういう場面に何度君はぶち当たり、何度開き直って女の子に張り手されたんだろうね…。


なんて考える余裕が出てきたのも、この目の前のチャラ男…もとい拓斗のおかげだ。


拓斗は昔から何度もわたしを助けてくれる。

こんなんだけど、わたしの大切な幼なじみだ。


「拓斗…ありがとうね。」


「んだよ。礼とか、一発ヤらせ‥いって!」


言い終わる前に殴ってやったけど、これが拓斗の照れ隠しだってわたしはしってるよ。



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