さよなら、天使
3.天使のいる高校生活
入学式の当日はとても晴れた日で、私たちの入学式をお祝いしてくれているようだった。
「えー、君たちは新しい生活が始まる訳だが、これから勉強やスポーツに励み。。。」
校長先生のくだらない話が長々と続いていた。
私の視線の先には、遠藤春。。
やっぱり彼の背中に羽がある。
周りを見渡して見ても、彼を見ている人はいない。
しかも、彼とは同じクラスだった。掲示板を見た時、誰かの策略なんじゃないかと思った。
直子は私や遠藤春と一緒のクラスじゃないのを残念がっていた。
「新入生、起立!!」
先生の掛け声で私たちは退場し、それぞれのクラスに別れた。
「えっと、担任の佐藤です。教科は国語を担当しています。みなさんの名前を早く覚えたいと思います。みんなもクラスメイトの名前を早く覚えましょうね。そこで、今から一人一人、自己紹介してもらいます。いいですね?」
クラスがザワザワし、周りからブーイングがおこった。
「そんなに恥ずかしがらないの(笑)じゃ右端からいこうかなぁ。」
端から順に自己紹介をしていく事になった。
みんな、仲良くなれそうな人達ばかりだ。
そして、遠藤春の番になった。
「遠藤春です。好きな事は、音楽を聴くこと。高校生活楽しみたいと思います。みなさん、よろしく。」
遠藤春の自己紹介が終わると、近くにいる女の子から、ヒソヒソと声が聞こえてきた。
「ねぇ、あの人かっこよくない??」
チラッと見るとギャルっぽい二人が話していた。
確かに顔はかっこいい。でも、彼女達にもあの羽は見えていない。
そんな事を考えているうちに、私の番になった。
「えっと、本多優美です。好きな事は、友達とカラオケに行って騒ぎまくることです!あと特技は、、天使の羽が見える事。。」
周りがシーンとなった。私はチラッと遠藤春を見た。
彼は驚いた顔をしていた。
あっ、やばい!私はなんてこと言ちゃったんだろう!
「なんてのは嘘で、、えーと。。天使みたいな優しい男性がタイプです!」
「?」
やばい!!入学初日なのに!
「もー!!ゆーみんおもしろすぎー!!」
後ろにいたギャル二人が笑いだした。
それにつられて周りのクラスメイトも笑いだした。
「えー、君たちは新しい生活が始まる訳だが、これから勉強やスポーツに励み。。。」
校長先生のくだらない話が長々と続いていた。
私の視線の先には、遠藤春。。
やっぱり彼の背中に羽がある。
周りを見渡して見ても、彼を見ている人はいない。
しかも、彼とは同じクラスだった。掲示板を見た時、誰かの策略なんじゃないかと思った。
直子は私や遠藤春と一緒のクラスじゃないのを残念がっていた。
「新入生、起立!!」
先生の掛け声で私たちは退場し、それぞれのクラスに別れた。
「えっと、担任の佐藤です。教科は国語を担当しています。みなさんの名前を早く覚えたいと思います。みんなもクラスメイトの名前を早く覚えましょうね。そこで、今から一人一人、自己紹介してもらいます。いいですね?」
クラスがザワザワし、周りからブーイングがおこった。
「そんなに恥ずかしがらないの(笑)じゃ右端からいこうかなぁ。」
端から順に自己紹介をしていく事になった。
みんな、仲良くなれそうな人達ばかりだ。
そして、遠藤春の番になった。
「遠藤春です。好きな事は、音楽を聴くこと。高校生活楽しみたいと思います。みなさん、よろしく。」
遠藤春の自己紹介が終わると、近くにいる女の子から、ヒソヒソと声が聞こえてきた。
「ねぇ、あの人かっこよくない??」
チラッと見るとギャルっぽい二人が話していた。
確かに顔はかっこいい。でも、彼女達にもあの羽は見えていない。
そんな事を考えているうちに、私の番になった。
「えっと、本多優美です。好きな事は、友達とカラオケに行って騒ぎまくることです!あと特技は、、天使の羽が見える事。。」
周りがシーンとなった。私はチラッと遠藤春を見た。
彼は驚いた顔をしていた。
あっ、やばい!私はなんてこと言ちゃったんだろう!
「なんてのは嘘で、、えーと。。天使みたいな優しい男性がタイプです!」
「?」
やばい!!入学初日なのに!
「もー!!ゆーみんおもしろすぎー!!」
後ろにいたギャル二人が笑いだした。
それにつられて周りのクラスメイトも笑いだした。