さよなら、天使
休みというものはなんて時間が経つのが早いのだろう。
ついに合格発表の日になった。
「じや、行ってきます。」
ドキドキするし、不安もあるけど、行くしかない。
「お母さん一緒に行こうか?」
お母さんは心配そうに私を見ていた。
「大丈夫。発表見たら電話するね。」
そう言うと私は笑顔で家を出た。
桜三年坂の下に駐輪場があり、そこに自転車を停めた。
受験の時はあまり周りを見ずに登ったこの坂を、今日はゆっくり登った。
桜の蕾がプックリ膨らんで、もうすぐ花が咲きそうだ。
みんな私と同じような気持ちで坂を登っているんだろうな。
坂を登りきると、すでに喜びの声をあげている人や泣いている人がたくさんいた。
その集団をかきわけながら、受験票を取り出した。
掲示板を指でなぞりながら番号を探した。
「。。。。」
掲示板を見て放心してしまった。
受験票を持っていた手が震える。
そして、掲示板と受験票をまた交互に見た。
「あった。私の番号あった。。やったぁ!!!!!!」
周りが私の声にビックリし、一瞬シーンとなった。
「あっ、すいませーん。」
そう言いながら、掲示板の角に行き、家に電話をした。
お母さんもお父さんもとても喜んでいた。
その事が一番嬉しかった。
電話を切ると、掲示板を見ている直子をが目に入った。
しばらく様子を見ていたが、喜んでいるわけでもなく、泣くわけでもなく、合格しているのかわからなかった。
「直子の事だから、大丈夫だよね?」
私はおもいきって声をかけてみることにした。
「直子!!久しぶり!!」
「優美!!」
直子は笑顔で駆け寄ってきた。
私はおそるおそる合否を尋ねた。
「私が落ちるわけないじゃない(笑)」
だ、だよね(笑)
少しでも心配した私が馬鹿だった。
「だって、掲示板見ても表情一つ変わらないし、どーなのかなぁと思って。」
「だって合格してる自信あったから。」
そういうと、ピースサインを見せた。
ついに合格発表の日になった。
「じや、行ってきます。」
ドキドキするし、不安もあるけど、行くしかない。
「お母さん一緒に行こうか?」
お母さんは心配そうに私を見ていた。
「大丈夫。発表見たら電話するね。」
そう言うと私は笑顔で家を出た。
桜三年坂の下に駐輪場があり、そこに自転車を停めた。
受験の時はあまり周りを見ずに登ったこの坂を、今日はゆっくり登った。
桜の蕾がプックリ膨らんで、もうすぐ花が咲きそうだ。
みんな私と同じような気持ちで坂を登っているんだろうな。
坂を登りきると、すでに喜びの声をあげている人や泣いている人がたくさんいた。
その集団をかきわけながら、受験票を取り出した。
掲示板を指でなぞりながら番号を探した。
「。。。。」
掲示板を見て放心してしまった。
受験票を持っていた手が震える。
そして、掲示板と受験票をまた交互に見た。
「あった。私の番号あった。。やったぁ!!!!!!」
周りが私の声にビックリし、一瞬シーンとなった。
「あっ、すいませーん。」
そう言いながら、掲示板の角に行き、家に電話をした。
お母さんもお父さんもとても喜んでいた。
その事が一番嬉しかった。
電話を切ると、掲示板を見ている直子をが目に入った。
しばらく様子を見ていたが、喜んでいるわけでもなく、泣くわけでもなく、合格しているのかわからなかった。
「直子の事だから、大丈夫だよね?」
私はおもいきって声をかけてみることにした。
「直子!!久しぶり!!」
「優美!!」
直子は笑顔で駆け寄ってきた。
私はおそるおそる合否を尋ねた。
「私が落ちるわけないじゃない(笑)」
だ、だよね(笑)
少しでも心配した私が馬鹿だった。
「だって、掲示板見ても表情一つ変わらないし、どーなのかなぁと思って。」
「だって合格してる自信あったから。」
そういうと、ピースサインを見せた。