あの青空の下で…
「そうだ!!」

突然の彼の声に驚いて顔を上げると、ヤル気がうかがえる表情でガッシリと肩をつかまれた。

突然のことに驚いて声もでない。

ただ、彼を見ることしかできなかった。

「僕が協力してあげるよ」

言ってる意味が分からず、小首をかしげていると、

「なかなか友達ができなくて、仲間に入りずらいと折角の体育祭なのに楽しめないからね」

ニッコリ笑う彼の表情に見とれていると、彼の背後で何やら不穏な気配を感じそちらに視線を移す。




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