あの青空の下で…
「佐々木さんが、新しいクラスになかなか馴染めないから体育祭が楽しくないんじゃないかと思って、早くクラスに馴染めるように協力してあげようと思ってさ」

速水クンの言葉に石神クンは大げさにため息をついてみせる。

「速水クンはお優しいことで・・・」

そう言う石神クンと視線が合い緊張と恥ずかしさとで俯いてしまう。

「・・・・」

俯いたままでも視線を感じ、顔を上げることができない。

「佐々木さん」




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