君の世界の壊し方
イカレアリス

「きゃあああああああああ!!」

落ちて、落ちて、落ちてゆく。


自分が落ちたと思われる穴はもうほとんど見えなくて、
なすすべもない。

闇の中をずっと落ちる。
いつ地面に激突するかわからない恐怖で混乱する。

身をちぢこませ、膝を抱いて目をギュッとつむる。


「…っ」




ふわりと 宙に う か ん だ
< 10 / 19 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop