君の世界の壊し方
「……………」
女の人は長身で170cmほどある。お父さんが175cmだからその少し下ぐらい。
真っ白な肌でまつ毛もバサバサ、高い鼻やふわふわの髪、キレイな唇。
すべてが理想のように綺麗で、女王様のよう。
でも、目だけは雪女のように冷たい瞳をしていた。
「ふふ、」
冷たい目のまま笑いかける
「三代目シロウサギさん、おかえりなさい。」
「………!?」
さっきからシロウサギシロウサギ、一体なに?
「ふふ、そりゃあわからないわよねえ。
あなたは、三代目のシロウサギなの。」
「…………え」
私は一言だがやっと口を開いた。
この状況を説明してくれるなら嬉しい。
「ふふ、わかんないわよねえ」
女の人は、私にそっと触れた。