恋愛トライアングル
『会話…筒抜けでした(笑)』
くすり、と笑いながらマスター…もとい平野さんが言う。
『た、大雅さんんっ!//』
「ちょ、亜矢子!」
『聞かれてたならもういい!!
好きです。お付き合いして下さ―『俺も好きだったんだけど??』―う、そ…。』
良かったね!!亜矢子〜!!
「じゃあ、私はこれで…」
私は席を立った。
すれ違う時、亜矢子が私の耳元で『気利かせてくれてありがと//』と言った。
軽くウィンクして店を出た。
うー…薄着すぎたかも。
少し寒いや。
私は空を見上げた。