恋愛トライアングル
それからは……
明菜のお母さんがホットミルクを出してくれて、2人で昔話に花を咲かせた。
『本当、あの頃はすんごい楽しかったなー』
「本当にね!」
『無理して笑わないで。
私、拓を待つって決めたから平気だよ??強がっちゃ…「無理だよそんなの!」…鈴花。』
「…っせっかく2人が付き合って、素直に応援しようと思ったのに何!?いきなり海外行くなんて!」
『え…?』
「今はもうキッパリ諦めついてるの!そんなずるずる引きずらないわよっ」
『その方が鈴花らしいや。』
「明菜…ありがと」
『私こそ。』
「3年間会わないようにしよ??」
『言うと思った!
3年後のこの時間…』
「「思い出の公園集合ねっ」」
『綺麗にハモったし!』
「流石親友!」
「「ばいばい…っ」」
パタン
私は明菜の家を出て歩き出した…