恋愛トライアングル
…はぁ。
『えーっ!?
飛行機が事故に遭って一時間ほど遅れるんですって…』
嘘だろ……?
早くここ離れたいってのに。
『何だとっ!?拓、腹減ったか?』
「減った。親父奢って」
『じゃあファミレス行くか!』
「「やった!!」」
『着いたぞー』
「え、あぁ。」
ここ……明菜に見せた桜のある場所の近くじゃん。
いや、会える訳ない。
俺ってこんな弱かったっけ?
明菜がいないと何も出来ない?
今気付いた?
俺の頭の中には疑問が渦巻いていた…
そんな時―――
『あら、拓??』