銀の姫~第二章~

「なん・・で?」


「声が聞こえたから」


そう言って俺は
マリアに近づき


ギュッ


「リ・・ュウ?」


「・・泣けよ」


「・・ヒック」



俺はマリアが
泣き止むまで
ずっと抱きしめていた




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