銀の姫~第二章~


リュウが
ずっと傍に
居てくれたおかげか

気持ちが少し
軽くなった気がした


「・・大丈夫か?」

「うん・・
ありがとうリュウ
でもどうして
ここに居るって分かったの?」


ホント謎なんだけど
私なんかしたっけ?


「・・秘密だ」

「えー、何それー」

「・・笑った」

「え?」

「やっと笑った」


そういったリュウは
見たことの無い笑顔だった

< 44 / 111 >

この作品をシェア

pagetop