銀の姫~第二章~
捕らわれの姫君


~牢獄~


「・・んっ」


重い瞼を開け
目の前に広がるのは
石の壁


・・石の壁?


ガバッ


辺りを見渡すけど
あるのは
さび付いた
鉄格子と
おそらく
城の兵士が数人


「・・・」


ここはたぶん
城の牢獄
それで私は
閉じ込められている


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