【完】アップルパイ。~天国ノ君へ~
その後どんな仕事をしたかなんて覚えていない
ただただ夢中にはやっていた
そして気が付くと6時20分になっていた
「愛!子どもの迎えあるんじゃないの?」
「そーだ!」
歩美にそういわれたあたしは急いで荷物をカバンに入れた
あたしは心愛を六時半まえに迎えに行く予定だったのだ
「おつかれさまでしたー!」
そういって急いで仕事場を出る
「あ!雪だぁ!」
いつから降っていたかは分からないが雪が降っていた
あたしはそういいながら急いで心愛を迎えにいこうと思ったその時だった
ドガッ
「ん?」
足元で何かが音を立てた
なにやらけってしまったらしい
下を見るとそこには…
「矢野さん!?」
なぜかそこには矢野さんが座っていたのだ